建築業者さんから提出された図面と、お施主様が希望される要望をまとめた用紙を見比べながら、その人達のしたい「暮らし」と出された図面の整合性があるかをチェックするという仕事も実はしています。
毎日生活する家が快適であること、片付けや家事がスムーズに行くこと。その結果、片付いた環境といつもニコニコのママが居る環境は子供にとっても快適です。そして、子どもたちにも片付けがしやすく暮らしやすい家だったらもっといいですよね。そんな観点からも子育て支援ができればと思ってこの仕事をしています。
シューズクロークあるある!
さてさて、そんな仕事の中でよく見る玄関の間取り。最近はシューズクロークを要望される方が多く、こんな感じをよく見ます。
私としてはこれはちょっと惜しい!目隠ししたいだけならばこれでもいいですが、ただ壁があるだけなので収納は結局両方の壁であるだけで、シューズクロークを作ったのに収納量は増えてないんです。
そんなわけで、こんな感じにしたらどうかなあ。と考えてみました。もちろん、収納が多ければいいって話ではないですけどね。
①玄関ドアをずらして壁に収納をつける。
②引き戸をドアにすることで収納スペース確保。
③靴だけでなくコートもしまえるようにスペースを確保。
これで靴は56足、ブーツは4足入ります。一般的に4人家族で40足ぐらいの靴の数と言われているので、まあ大丈夫な方が多いかと。しかし、ブーツ4足は女子が多い家庭はちょっと力不足ですね。その分、普通の靴を減らすとか、クローゼットなど別の場所にスペースを作ってもいいですね。
玄関にしまいたいのは靴だけ!?
また、玄関は室内に持ち込みたくない傘やスポーツ用品、アウトドアグッズなどが「仮置き」されがちな場所。せっかくなら彼らにもきちんと帰る場所を用意してあげましょう。そうすることで、スッキリした玄関に!今回は、玄関にコート掛けを付けてみました。これもないとリビングのソファーあたりをうろつきがち。2階のクローゼットまでわざわざしまえる人はなかなか少ないですよね。無理せず片付けるためには、玄関やリビングにきちんと帰る場所を作りましょう。
家の顔でもあるよね!?
さらに玄関は、人をお迎えする場でもあると思うので、収納ばかりでなく、ちょっと飾れるスペースというのもあるといいのかなあと、私は思っています。そこも踏まえて、私ならば少し収納を減らしてでもこんな感じがいいかなあ。
クローク部分は、わが家はキャンプに行くのでその用品をしまうために、一部収納の奥行きを60センチに。また、全身コーディネートを見たいので鏡を設置。扉がついてしまうので、その中に入れるのは使う回数の少ない傘やレジャー用品に。
また、正面玄関は収納の高さを半分にしてちょっとグリーンを飾ったり鍵置き場に。また、コート掛けは大人はいいですが、子供はまだ掛けれないので足元にかごを置いてその中へポイッとできるようにしました。しかし、靴の収納はブーツが3に靴が24と激減です。娘が大きくなったらきっと足りないのでシーズンオフは箱に入れて上の方に入れるなどの工夫が必要ですね。
完全な妄想ですが、いいですねー。笑。こんな具合に、わが家ならどうかなあ。を想像していくと、住んでからのイメージも湧くし、とっても楽しい!
次回は、この図面を元に整理収納アドバイザーの同僚とマニアックトークを繰り広げた様子をお届けします。お楽しみに~!